魚へん漢字

魚へんに尊い「鱒」の読み方や由来は?

魚へんに尊の漢字「鱒」の読み方や由来は?鮭との違いが面白い!

寿司屋で魚へんに尊いの字が一緒になった漢字 鮏を見かけました。

「魚へんに尊」「魚へんに尊敬」「魚へんに尊い」の漢字の読み方や由来などを調べてみます。

魚へんに尊の漢字「鱒」の読み方

気になる読み方は、

管理人
管理人
 鱒(ます)

です。魚へんの右側のつくりの部分は尊敬、尊いの「尊」です。樽の右側と同じですね。

尊という字は、

  1. 細長い酒壺の形をした
  2. 格好がよい 

という意味があります。

鱒の画数、読み方

 

画数 16画
部首 魚 鱼(さかなへん、うおへん、うお)
読み 音読み:ソン、ゾン、セン、ゼン、テン、デン
訓読み:ます
国語施策 人名用漢字
いつ習う? 小学校、中学校では習いません(尊は小学校で習う)
漢字検定 漢字検定1級
JIS漢字水準 JIS第1水準

鱒の漢字の由来

鱒の漢字の由来は諸説ありますが、有名なものを3つ紹介します。

  1. 朝鮮の魚「松魚(マツノイヲ)」が省略されて「マス」となった
  2. 味がサケに勝るから
  3. よく繁殖するから「増す(マス)」になった

苦しいような気もしないでもないですけどね。

 

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マスとサケ、サーモンは同じ魚?

マスとサケ、サーモンの違いを明確に答えることができますか?私は生で食べるものがサーモンで、さけは焼いて食べるものくらいの認識でした。

日本の学術上では、

 

マスとサケには

明確な違いはない

(サケもマスもサケ属)

 

のです。上の画像のピンクの部分です。違いはというと、サケ属の中で大きいものがサケと呼ばれるようになり、他はマスと呼ばれているようです。

図で簡単に説明すると、こんな感じのようです。

魚へんに尊の漢字「鱒」の読み方や由来は?参照:国立研究開発法人水産研究開発機構

 

続いて、サーモンと鮭の違いを説明すると、日本では、サーモンは養殖で生食のものをさします。天然の鮭にはアニサキスがいる可能性もあるので、生で食べることはできません。(アニサキス対策をしているものは除く)

 

 

サーモン = 養殖・生食OK 

鮭 = 天然・生食NG

 

 

サーモンは、太平洋でとれる魚でアトランティックサーモン(タイセイヨウサケ)や、キングサーモン(マスノサケ)などが有名ですね。

ここからちょっと面白いなと思ったのが、

 

トラウトサーモンは

ニジマス!

 

 

とのこと。淡水魚であるニジマスを海水で養殖したものなのです。

トラウトサーモンと言われると美味しそうだけど、ニジマスと言われるとちょっと雰囲気が変わりますね。そんな訳もあって、トラウトサーモンにはちょっと癖を感じる人も多いようですね。

お寿司屋さんでリッチなサーモンを食べたい時には、アトランティックサーモンなど、種類がはっきりついているものを食べるといいですね。

 

こんなからくりがあるなんてビックリです。知っていると面白いですね。

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鱒の捌き方や美味しい食べ方は?

美味しい捌き方は、気まぐれクックさんの動画がわかりやすいと思うので貼っておきますね。

捌いている魚は、最高級のサクラマスです。サクラマスのお寿司を北海道でいただいたことがあるのですが、絶品でした!また食べたいと思うほどでした。

 

ということで、今日は、魚へんに尊の漢字を調べてみました。サケ、ます、サーモンの違いを知ることができて、ちょっと賢くなった気がします。今度は鮭の話も書いてみますね!