めぐ
先日、魚へんに蝉(せみ)みたいな字を見たんですけど、なんて読むか検討がつきませんよね…
今日は、鱓の読み方や成り立ちを、物知り博士のカジカ先生に聞いてみましょう。
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魚へんに蝉(せみ)みたいな字の読み方は?
カジカ先生
ふむふむ…。お探しの漢字は、
鱓
うつぼ/ごまめ
じゃな。この漢字には、読み方が2つあるんじゃ。
めぐ
へー、全然違う魚なのに同じ字なんて不思議ね。
なぜこの漢字なの?
うつぼの漢字の由来
カジカ先生
由来はのー、
うつぼの右側の單(たん)という字は、蛇(へび)の「た」の音に通じていると言われておってこの字ができたとされておるのじゃ。
つまり、魚のへびということじゃ。
めぐ
んー、なんかしっくりこない由来だけど、つまりはへびに似ているってことね。確かに、ディズニーのリトルマーメードにも出てきたうつぼは怖いへびみたいな感じだったわ。
カジカ先生
うつぼは海のギャングと言われたりもするんじゃがな、性格は意外に臆病で、口を大きく開けて威嚇することから、怖がられる存在になったのじゃよ。
まぁ、本当に逃げ道がないときは、反撃してくる側面も持ち合わせているから、うつぼがいる岩場の影に手を入れることは避けたほうが良いぞ。歯は鋭いからな。噛まれたらひとたまりもないぞ。
めぐ
カジカ先生って、ものしりねー。じゃあ、ごまめの由来は?
ごまめの漢字の由来
カジカ先生
すまん!もう一つのごまめの由来はワシもわからんのじゃ…。
めぐ
えっ?!そんなのあり?
どなたかお分かりになる方がいたら教えてください。情報を元に追記していきたいと思います!下にコメント欄を用意しておりますm(_ _)m
カジカ先生
ちなみにごまめは、カタクチイワシを乾燥させて炊いたもので、「五万米」とも書くんじゃよ。お正月には欠かせないおせちの縁起物食材だな。
めぐ
ごまめは、私も大好きなおせちの一つ♪今年のお正月は、家族に「一文字でごまめって書ける?」って自信満々に言えそう(笑)
鱓の漢字の豆知識!
では、鱓を使ったことわざをひとつ教えよう。
<ことわざ>
鱓の歯軋り
ごまめのはぎしり
ごまめの歯ぎしりとは、能力のない人が、やたらいきり立つこと。
カジカ先生
これはごまめを雑魚扱いした言い方なので、あまり良い感じのしない言葉じゃの。
じゃが、もし、これを嫌味っぽく言われてしまったら「山椒は小粒でもピリリと辛い」と言い返すといいぞ(笑)ここまでできたら、シャレが効いてて粋じゃのぉー。ほほほ。
めぐ
おじさんのギャグは、もういいからさー。で、うつぼって、食べられるの?
鱓は食べれるの?捌き方は?
カジカ先生
……。食べられるぞ。
ワシが尊敬しとるYouTuber金子さんがうつぼをさばく動画があるから、興味のある人は見てみよ。菅田将暉くんもファンなんじゃよ。
ちょっとグロいぞ。
カジカ先生
関東では、食べる習慣はないのじゃが、和歌山あたりでは、「皮うつぼ」や「佃煮」は酒のアテだぞ。うまいぞー。
めぐ
先生作ってよー。
カジカ先生、漢字から知る面白いことっていっぱいあるんだね。また次の漢字教えてね!
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